2022年10月26日水曜日

Pixelの連続購入

このところPixel 5a, Pixel 4, Pixel 6a, Pixel 7 pro, Pixel XL, Pixel 2と半年も経たないのに立て続けにスマートフォンを買っている。
元々持っていたPixel 3以降買っているのはPixelばかりだが、最近連続して何台も買ってしまったのはいい写真を撮りたいと思う、その一点だ。

Pixel 3の前はSO-05Hという型番のドコモ Xperia Z5 compactだった。この機種は新カメラセンサーを搭載した意欲的な機種との触れ込みだったが、ドコモで10万円以上で買ったところ実際には周辺部の歪みが酷い広角レンズだったので写真のきれいさの前に歪みが気になってしまい、カメラとしては全然気に入らなかった。

しかし高かったのでローンがある2年間は我慢して使っていたところ、そのローンが終わりかけのときに馴染みの美容師が持っていたPixel 3を見せてくれて、すごくいい、ドコモアプリは何も入っていない、修理もGoogleに出すのでドコモから買ってもGoogleから買うのと変わらない、と教えてくれた。ドコモのやり方に飽き飽きしていた僕は白ロムのドコモPixel 3新品をすぐに買った。5万円だった。

実際に使ってみてもPixel 3は最高だった。全バンド対応なのでSIMロックを外したらSIMは何でも使えるし、カメラも最高にきれいに撮れる。長く使おうと中国のaliexpressでバッテリーも4個買ったり、中古でPixel 3を買い増ししたり、バッテリーがaccubatteryによれば85%ぐらいまで劣化したので近所の店にバッテリーを持ち込み、1万円で交換をしてもらったくらい長く使うつもりだった。

しかし、写真は追求するとキリがなくPixel 3を使いつつDxomarkでいつも評価のいい他機種は気にしていた。HuaweiやOne plusは評価がいつもよく、妻に使わせているp20liteであってもPixel 3よりきれいに撮れるときもあるのでカメラ重視の機種はいつも気にしていた。

そんな中、結構奥日光の戦場ヶ原に植物観察に出かけることが多くなり、歩ける範囲から見えるものは遠くにあったりするのでPixel 3のデジタルズームではうまく撮れず残念だと思うことが多くなってきた。そこで見かける人の中にも一眼レフに巨大な望遠レンズをつけた人が何人もいて望遠レンズのスマホが欲しいとよく思うようになった。

そんな気持ちでいるときにPixel 5aを買うとPixel 3を25,000円で下取りしてくれるというので、Pixel 5aは望遠レンズはないが絵がきれいかもしれない、動画もPixel3よりは得意そうだという漠然とした思いで2台あったPixel 3の1台を下取りに出した。
ところが新しいPixel 5aがやって来て使ってみると、ビデオ撮影でものの1分も経たないうちに加熱で撮影がストップする。何度やっても同じだ。調べたところPixel 5aは加熱しやすいことが分かった。停止するまでの時間は個体差があるようだが1分という短い口コミはなかった。ただ、交換してもらっても改善しなかったという口コミもあったのでGoogleに苦情を出しても交換になるだけで解決しないだろうと思い、交換を依頼せずビデオを使わないで写真だけを撮るように努めたが、それでもちょくちょく加熱で停止した。

どうしようと思っているうちにすぐPixel 6aが発売になり、下取り増額キャンペーンがあった。試しにGoogleストアで買う直前まで進んでみるとかなりの高額でPixel 5aが下取りされる。
いったん購買をキャンセルし考えた。Pixel 6aを買ってPixel 5aと手を切り、望遠はPixel 4の中古を買って2倍望遠レンズを使えばそれなりにきれいに撮れるのではないかと皮算用した。
ところが一時間後くらいにもう一度Googleストアで買い進めると下取り価格が変わっていた。しかし惰性でそのまま購入まで進んでしまった。実際には下取りに出した買ったばかりの53,900円のPixel 5aが、24,400円になってしまった。最初の高値がいくらだっかは覚えていない。

結構失敗だったと悔やんだが、当初のもくろみどおりPixel 4を物色したら22,800円で中古極美品という外装がきれいなものを発見した。これがいいと思い買って使ってみたところ、バッテリーが弱くすぐになくなる。accubatteryを入れて測定したら80%を切るような具合で劣化が進んでいた。世の中の人は外装に気をつけるような慎重な人でも充電は適当ですぐに充電しっぱなしにしてしまうのだろうと推測した。
こんなPixel 4で写真を撮るとすぐにバッテリー切れになってしまうので、Pixel 4はカメラ専用とし、バッテリーを消費しにくい設定に変更し、さらにスーパーバッテリーセーバーを常に有効に変えた。これだと普通には使えないので、スマホとして日常的に使うのはPixel 6aに集中させることにした。もう1台あるPixel 3は妻にあげた。妻のfacebookのアカウントが乗っ取られ、その後もよくログインされそうになることがあったのでもしかして華為p20liteのせいかと思い、中国メーカーのAndroid (AOSP)を改変したOSは使わないことにした。これで残念ながらPixel 3で写真を撮ることはなくなった。

Pixel 4の望遠写真はPixel 3と比較して驚くほどきれいだったが、さらに外付けレンズを付ければ光学倍率でPixel 6 proに近づくかもしれないと思い、物色してスマホケース一体型外付けレンズを中国aliexpressで購入した。到着には何十日もかかったが、喜び勇んで取り付けて超広角と望遠を何度も試してみたが、外付けレンズは質が悪かった。レンズの軸がずれ、かつコーテングが不十分で光量不足であり、絵があまりきれいにはならなかった。オートフォーカスも誤作動し始めた。
Pixel 4とPixel 6aの比較もした。色味の再現はPixel 6aのほうが正確だが、Pixel 6aはなんかつまらない気がしたので超広角はPixel 6a、それ以外の写真は全部Pixel 4で撮ることにした。たぶんPixel 6aは空が全部青くなるのでつまらなく感じたのであろう。

そうしてPixel 4で戦場ヶ原や湯ノ湖で撮影を楽しんでいたが、しばらく経つとPixel 7 proが予約開始になった。ニュースでPixel 4下取りが61,500円になることが分かり買うべきか迷った。世の中のPixel 4が売切れてしまうほど話題の高価買取だった。ただPixel 4はハイエンドとして開発されただけあって動きもスムーズでカメラもよく、気に入っていた。
迷ったが下取りはキットを送らなければキャンセルできることが分かっていたので思いきってPixel 7 proを予約した。今から思えばPixel 5a, 6aと立て続けに買ったので手元にクーポンは山ほどあり、クーポン番号をダメ元で全部入力しておけばシステムのエラーチェックが弱く10%オフ、10%オフ、15%オフと三つとも全部適用されたらしいのに10%一つしか入力しなかったのは残念な判断だった。
しかし、本当にPixel 4を下取りに出すかは迷いに迷っていた。Pixel 4がなければGoogleフォトの無料容量が使えなくなる。しかし、Pixel 4は既に高騰しているのでいったん手放すとまた買おうと思っても61,500円−22,800円の下取り利益額では買えない。ただ、別の機種を買えば無料容量は手に入る。
Pixel 7 proを予約してから結構配達まで時間があったので迷う時間も長かったが、とうとうPixel 7 proが到着したのでPixel 4とカメラを比較した。結果はPixel 7 proのほうが精細、色味や雰囲気はPixel 4のほうが赤みがかかっていて好みの問題だが良さげだった。だが機種を使い分けると面倒なので思い切ってPixel 4は下取りに出すことにした。

Pixel 7 proだとGoogleフォトの容量を消費するので初代Pixel XLを注文した。古い機種なのでXLのほうがバッテリー残量があるだろうと判断した。いいものが日本にはなかったのでたまに使うebay.ukで注文した。
これが大失敗で、待ちに待ったあと届いたのはノキアのGSMオンリーのガラケーの新品だった。
びっくりして詐欺を疑ったが、機種が違う旨を連絡すると付属品と箱はいらないから本体だけ一番安い送料で送り返せ、DHLなど急便は各戸に配達されないので使うなとのこと。
そんなふうに本体だけ返送なら使う予定がないのだから送らなくてもいいんじゃないかと聞いても送れの一点張り。
機種代だけでなく返送料も損をするかもしれないが安く送るなら手段は郵便しかないと思い調べたが、国際郵便のホームページが矛盾だらけで古い記述と新しい記述が混じって何が正しいか分からない。しかも送付状を作ろうと思ってもなぜか一番高い国際小包のものしか作れない、など散々郵便局サイトには苦しめられた。
結局郵便局で聞いたらホームページの記述は古すぎて使おうとしたサービスはもう止めたサービスだった。フザケンナという気がした。
今使える一番安い方法で何とか国際郵便を送り、先方にやっと届いたらebayの返金クレームのcaseをcloseしてくれと言われそれをやろうとしたらもう二度とクレームを出せなくなるがいいかとebayのサイトで警告画面が出た。躊躇して売主にcloseしかねると連絡したら翌日返金したと言われてしまった。国際郵便代780円を取り損ねたがもうebayのサイトではクレームが閉じられ何も出来なくなっていた。

そんなことがあり、Pixel XLを買えず困っているとヤフオクでPixel 2を売っていた。3個ぐらいあったが有機ELの左下が液漏れで紫になっているものが一番安く6,000円だった。初代Pixelを買うかもしれないし、当面はこれでいいかと思い安いのを落札した。
届いて箱を開けたら猛烈にカビ臭い。何が起こったか分からないくらいだったがUSB-Cの充電口は真っ黒でカビのかたまりだった。きれいに見える液晶や背面を触ると手が強烈にカビ臭くなる。そしてバッテリーをaccubatteryで測定したら2700mA中900mAしか残量がなかった。画面は左下の濃い紫の液漏れだけでなくほぼ画面全体が薄く液漏れしていた。信じられないほど劣悪な商品だった。
ひたすらアルコール消毒したり洗ったり充電口、SIMスロットを掃除したりして改善に努めたが
改善しなかった。どうしたらこんなにツルツルの表面にカビの臭いが染みくのか謎だった。売主に聞いたら段ボールに入れていただけでカビには気が付かなかったとのこと。こんな返事をするなんて詐欺かキチガイのたぐいだろう。付属させると言っていた充電器と充電ケーブルがなかったので後で送ってもらったら新品で包装してあるものなのにコレもどうしょうもなくカビ臭かった。特にケーブルは洗っても洗っても臭い。信じられない。

Pixel XLに続き、Pixel 2もトラブルでくたびれてしまった。よく考えたらPixel 5aの購入の時から細かくトラブルが続いている。
もうデジカメにしようかとよく思うが、デジカメ単体だとGPSの記録ができない、凝った写真はRAW現像前提で撮影ファイルをPCで管理することになる、ポケットから出すだけの小型機はスマホと変わらない画質である、などのことが嫌で無駄な出費をしつつスマホで頑張っている。

昨日は性懲りもせずebay.ukでまたもや初代Pixelを買ってしまった。今度はXLではなく容量も32GBのものなのでスペックダウンである。しかし嘘かもしれないが封入箱入り新品だというので期待している。バッテリーも劣化していないといいのだが、バッテリーは全く使用せず放電しすぎると容量がなくなるので新品だからと手放しでは安心できない。

問題のPixel 7 proの絵はある程度は期待していたが、まぁ結局普通であり、従来のPixelとそこまでは違わない。おそらく画素数の少ないセンサーから得られたデータをコンピューターで繊細にするという革命を起こしたLevoy教授は、Pixel 1, 2でやり尽くしたのだと思う。だからサムスンセンサーを使う決定のあとGoogleを辞めたのだろう。おそらく5000万画素のような高精細データはコンピューターで補完するのではなく別の新しいアプローチで加工しないとこれ以上きれいな画像は得られないのだろう。だから今は、各社の採用センサー勝負になってしまっている。
一眼レフの画像は、出てくるデータがそのまますごい絵になると言うわけではなく、結局はエラーが少ない正確なデータだからRAW編集ソフトウェアで編集しやすく、意図する芸術的な絵が得られやすいということだと思う。
だから芸術的に見えることを数学的に解析できればスマホでも素晴らしい絵が得られる可能性はある。今はまだコンピューターがスマホのRAWデータが正しいかエラーデータなのか判断できないし、レンズから被写体への距離もRAWデータから完全には判断出来ていないからスマホではいい絵が得にくいのだと思う。

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